HARUKA’s Blog

人はずっと種を蒔いてゆく
2017-09-04 20:53 | -

「種を蒔く人」っていう曲をアルバムの最後に入れて、野音のアンコール一曲目に歌った
今生きているみんながそれぞれ、種を蒔く人なんだっていう思い入れがあって書いた曲。


生きてる間ってきっとほとんどが静かに耐える時間
華やかな瞬間なんてほんの一瞬
それが必ずくるともわからないし
何のために今じっと耐えているんだろうと思うことばっかり
もしかしたらそれが人生の全部かもしれない。
でもそれじゃあまりにもむなしいから
種を蒔いてるんだって思った。
それが今日咲かなくたって明日実らなくたって
毎日種を蒔いてるんだって
いつかの誰かが種を蒔くことをやめていたら
今私は生きていないかもしれない、歌っていないかもしれない
だから私が今やっていることもいつかどこかに繋がって花になるなら
それが生きている意味かもしれないと

野音は私にとって一つの花であり
そこから落ちた新たな種でもある
私は野音でまた種を手に入れました。
今みんなの手にも種があったらいいと思ってる
またそれを蒔きながら生きて
生き抜いて
会えたらいいなと思った
だから次に始まるツアーにもその願いを込めて
溜息の断面図ツアー2017-2018『種を蒔く』
と付けました。

アコースティックは私たちの原点だから
「種」編。
そしてバンドは「花」編。
来年一月、一緒に花が咲く瞬間を見たい
いや 別に咲かなくたっていいの
花を咲かせたいっていう意思で生きることが
美しいなと思ったから
咲かなかった花も咲いた花もどっちも美しいよ

「時」に草冠で、「蒔く」だよ
私たちもそれまで時間をかけて種を蒔いて水をやっていくから
また会おう。

http://harukatomiyuki.net/news_detail/74663



9/2、あのステージを作ってくれた全員を誇りに思います。そしてあの日あの時間に私たちを選んで足を運んでくれた全員を誇りに思います。私が今一番客席でライブを観たいアーティストはハルカトミユキだよ。
いいなあ、みんな。
半分冗談で半分本気。
ハルカトミユキを観てきてよかったといつか心から思ってもらえるように。


5年目の野音を作ってくれて本当にありがとう。

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『溜息の断面図』というアルバム
2017-06-10 20:31 | -

絶叫したりギターを叩き壊したり自分の体を傷だらけにしたり血を流したり

そういうことがしたかった

めちゃくちゃにしたかったしめちゃくちゃになりたかった

嫌われて後ろ指を指されてそれでもすごい存在になりたかった

 

それが私の始まりでハルカトミユキの始まりだった

 

でも私は女で大きな声も体も持ってなくてどうしていいかわからなかった

いつもくすぶっていた

ぶち壊してやりたかった 自分も周りの世界も

だから自分たちの方法を探していた

叫べないコンプレックスを抱えて 爆音で空間を切り裂けないコンプレックスを抱えて

 

たった一言でたった一行でその場をぶち壊せる言葉

その場を凍りつかせる言葉

人の心を突き刺す言葉

自分自身を傷だらけの血まみれにできる言葉

 

それをずっとずっと探していた。

 

 

もう何年前のことかも覚えていないけど

知り合いのパンクバンドが自分の企画になぜか私たちを呼んでくれた 

アコースティック編成の私たちを

パンクバンドに混ざって下北沢屋根裏でライブをした

お客さんはあんまりいなかった

でもすごく嬉しかった

何に怒っているのか自分でもよくわからないままに敵意だけでステージに立っていたあの頃

誰にもわかってたまるかと思いながら誰かに

全部わかってほしかったあの頃

 

 

 

『溜息の断面図』というアルバムで

私はやりたかったことをやったし言いたかったことを言った

今ならこれができると思った

あの頃のめちゃくちゃだった私たちを

それでも衝動だけはものすごくあった私たちを

今やっと昇華させてあげられた 

そんな気がした

あの頃から探し続けてきた言葉が見つかったのかはわからない

そんなこときっとほんとうはいつまでもわからない

だから聴いてほしい

どうか聴いてほしい

 

 

これをライブでどんな風に歌えるだろう

 

6月28、29、30日のツーマンライブ

戦わずしてのノーサイドはないと思っているから

敬意と愛を持って戦いたい相手を選んだ

 

知ってる人にも知らない人にも、今の私たちで誠心誠意挑みたい

 

寄り添わないのが私の敬意

睨みつけるのが私の愛

ひねくれていようとも

 

 

ぜんぶプロテストソングでぜんぶラブソングだ

きみに出会えるだろうか

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逃れよ、君の孤独の中へ。
2017-03-02 19:07 | 雑記
3月2日  雨




「もうこうやって会うこともないんだろうなあ」
「旅っていうのはそういうもんだ」


昨日、赤坂ACTシアターで、
THE CONVOY SHOWを観た。
公演タイトルは『asiapan』。
asiapanとは、asia+Japanのこと。(中盤まで気がつかなかった。)
アジアのとある国で、それぞれの事情で旅に来ていた日本人達が出逢う。





「もうこうやって会うこともないんだろうなあ」
と、私は人生の中で何度思っただろう。

偶然の巡り合わせで誰かと出逢って、一つの苦労を共にし、喜び合い、
そして何事もなかったように一人一人に戻っていく。
できるなら明日もあさっても、こうしてみんなで笑い合えたらどんなに楽しいだろう、と、誰もがどこかで思いながら、誰も口にはしないで、寂しさの気配を胸に感じたまま、笑顔で手を振る。また、いつか。

一瞬が輝くのは、今この瞬間が後にも先にも二度とないということを人々が無意識に知っているからなんだろう。
幸せはいつだって永遠のふりをしている。



一種の総合芸術と言うか、すごい舞台だった。
自分自身がステージ上でやりたいことを考える。ストーリーに飲み込まれて泣く。
平行して2人の私が舞台を観ている。






その国の遺跡で静かに微笑んでいた仏の顔が無性に気になって、それ以来、
仏教について調べたりしています。

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希望の歌が歌いたい
2017-02-26 16:08 | MUSIC
2月26日 晴れ
ハルカトミユキ +5 Anniversary tour
ファイナル 赤坂BLITZを終えて






「闇」は、”音”の”門”。
真っ暗闇は聴く人が音に入り込むための門なんだ。ー

終演後、尊敬する照明さんと話をしていたとき、そう教えてもらった。



「暗闇。暗にも闇にも音が入ってる。
扉を閉ざして何も見えない所にも
音がある」

去年、Twitterで呟いた。






昨夜の赤坂BLITZで、
会場が真っ暗になり、静寂の中に声だけが響く瞬間があった。とてもミニマムで、ただそれだけがあれば良いという究極の瞬間。
でも本当はあの瞬間、

「暗闇と声」
だけがあったわけじゃない。それではあの空間は絶対に創れなかった。

あの場を創ろうとした全ての人が、何日も何ヶ月もかけて、考えに考え抜き、削ぎ落とし研ぎ澄まし、愛情と情熱を持って、気配を消し、

そういう目には見えないありとあらゆる土台の上に、ふっと現れた「暗闇と声」だった。
だから私はあそこで歌うことができた。



私はそれが、今のハルカトミユキそのものであると、そう思う。

結成した頃の私たちは、紛れもなく「ハルカトミユキ」だった。それは何の土台もないままの「暗闇と声」のようで、ハルカとミユキの2人の人間でしかないということだった。

でも今の私たちは、「ハルカトミユキ」でありながら、そのカタカナ7文字の中に含まれた、膨大な何かを感じることができる。

聴いてくれる人の想い。
バンドメンバーの奏でる一音。
ステージの色が変わる一秒。
会場を包む音響。
悩み抜いてくれる誰か。
5年という歳月。
失敗。間違い。
情熱。情熱。悔しさ。苦悩。情熱。愛。
笑ってくれる顔。
泣いてくれる顔。
握手を交わした手。
全ての人の、技、力、体温、夢、心。


目に見えないそれら全部が、
ハルカとミユキを
「ハルカトミユキ」にしてくれている。
それを昨日、はっきりと感じた。
本当に嬉しかった。
私たちが、「ハルカトミユキ」で居続けることが一番の恩返しなのだ。

昨日あの場にいてくれた全ての人、あの場を想っていてくれた全ての人に、心から感謝します。
ありがとうございます。




9月2日土曜日、三度目の野音に立ちます。
6月には、オリジナルアルバムを出します。

絶対に良いものにします。
何故なら私は今ハルカを信じているし、
ミユキを信じているし、
ハルカトミユキに関わる人を全力で信じているからです。

味方になってくれた人はいつまでもどこまでも
命賭けても守るよ。




ハルカ

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僕が覚えた言葉の全て
2017-02-20 23:04 | MUSIC
2月20日 雨




ハルカトミユキ
+5th Anniversary tourが始まった。

5周年。私たちだけの力ではここまでこれなかった。


聴いてほしい歌があります。
恩返ししたい人がいます。


あなたです。




この歌で、何が届けられるだろう。
この一声で、何が伝えられるだろう。
そう思って歌っています。
ライブはいつだって最初で最後。




2月25日土曜日
赤坂BLITZ、待ってます。

あなたへ


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パラノイアは無縁
2017-02-12 20:00 | 雑記
2月12日 晴れ






よりよい適応、よりよい幸福、より高い生産性
もっと快適に
酒はほどほどに
ジムで定期的に運動を(週に3回)
同僚とは仲良く、時代に遅れず
肩の力を抜いて
よく食べ(冷凍食品と脂肪は控えて)
忍耐強い優良ドライバーに
より安全な車(バックシートには笑顔の赤ん坊)
よく眠り(悪夢は見ない)
パラノイアは無縁
生き物にはやさしく(クモを排水溝に流したりせず)
旧友との付き合いを大事に(時には酒を酌み交わし)
銀行(とモラル)の残高は欠かさずチェック
(壁の隠し金庫も)
こだわりを持ち
愛想よく、だが恋愛に溺れず
福祉を重んじ
日曜には自転車でスーパーへ
(蛾も殺さない、蟻に熱湯をかけたりしない)
車を洗い(これも日曜の日課)
暗闇も白昼の影も
もう恐れはしない
十代ほど愚かで絶望的で
子供じみた時代はない
適度なペースで
急がず、計算高く
逃避など考えもせず
今では自営業に精を出し
関心を失わず(無力でも)
力を獲得し、情報に通じた社会の一員となって
(実利一番、理想は二の次)
人前では涙は見せず
より健康に
雨に強いタイヤを履き(ベビーシートの赤ん坊の写真を飾り)
記憶力にすぐれ
良質な映画には今も涙し
熱烈に口づけ
虚無も怒りも卒業し
まるで猫のように
シフトレバーにしがみつき
凍えるだけの冬に向かって
突き進む(弱者をあざ笑う能力にたけ)
穏やかに
よりよい適応、よりよい健康、より高い生産性

ブタ
檻の中のブタ
抗生物質漬けのブタ


「Fitter happier」







洋楽のCDの、和訳を貪り読んでいた頃、人が歌で何を言うのか、それに興味があったし、多分そこを信じていた。
今はそう思うことがほとんどなくなった。
悲しいことだと思う。


何度も言うけど
好きなものは好きだし嫌いなものは嫌いよ。
でも何度も言い聞かせてないと
たまに忘れちゃうことだから。




私は懐古主義者ではないけれど、皆んなが同じ何かを見ているところに新しいものがあるとは思えない。





Fitter, happier.
More productive.
Comfortable.
Not drinking too much.
Regular exercise at the gym
(3 days a week).
Getting on better with your associate
employee contemporaries.
At ease.
Eating well (no more microwave dinners
and saturated fats).
A patient, better driver.
A safer car
(baby smiling in back seat).
Sleeping well (no bad dreams).
No paranoia.
Careful to all animals
(never washing spiders down the plughole).
Keep in contact with old friends
(enjoy a drink now and then).
Will frequently check credit at
(moral) bank (hole in the wall)
Favours for favours.
Fond but not in love.
Charity standing orders.
On Sundays ring road supermarket.
(No killing moths
or putting boiling water on the ants).
Car wash (also on Sundays).
No longer afraid of the dark
or midday shadows.
Nothing so ridiculously teenage
and desperate.
Nothing so childish.
At a better pace.
Slower and more calculated.
No chance of escape.
Now self-employed.
Concerned (but powerless).
An empowered
and informed member of society
(pragmatism not idealism).
Will not cry in public.
Less chance of illness.
Tires that grip in the wet
(shot of baby strapped in back seat).
A good memory.
Still cries at a good film.
Still kisses with saliva.
No longer empty and frantic.
Like a cat.
Tied to a stick
that’s driven into
frozen winter shit
(the ability to laugh at weakness).
Calm.
Fitter, healthier and more productive.
A pig.
In a cage.
On antibiotics.




「Fitter happier」

/Radiohead

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なあいつかバンドやろうぜ
2017-02-10 22:00 | 雑記
2月10日 雪





ハートに入れ墨を彫れ



懐かしい歌を思い出したよ。



どんなにかっこよくても一番大事な何かを守れないなんてクズだ。
うまく立ち回ってんなよ。
媚びてんじゃないよ。
ロックスターは無様だ。


無様でかっこ悪いロックスターが好きだった。歌は歌わなくなったけどロックスターだった。
あんたよりずっと。


個人的にも社会的にも、ふざけた出来事が多くて苦しくて目を覆いたくなった時、その時ほどいい歌が生まれる。

新しい歌を書いてる。

あと今日は、CDと、CDプレイヤーを買った。





大人になるとは言えないことが多くなることだ。なら歌はどうする。



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本当はもうわかってるでしょう?
2017-02-07 20:15 | 雑記
2月7日 晴れ




シンクロニシティという言葉が好きです。
意味のある偶然。


シンクロニシティを信じている、というか、そうじゃないと歌は書けない。
いまいち気分が乗らないまま、何となく出かけてみたり、何となく本を読んだりすると出会う。
何かに呼ばれているときは素直に従うものだといつも思う。やっぱり気分は乗らないけれど。乗らないままで従えばいい。

きっと、
頑張っていれば報われる
っていうことと、どこかでつながっている気がするから好き。
根性論とは別の視点で。




演技したとき、困ったり不安な顔は楽にできるのに、どうしても笑顔が作れなかった。
脱力して自然に笑えと言われる程、強張る。

悩んで、解決策がわからなくて全然関係のない本を読んでいて、出会った言葉。



笑顔の起源は威嚇。

究極の無表情は、微笑。



何だか、このままでいいやと思った。
あ、笑顔はできないと困るのだけれど。
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